ボロスおじさんのニクスへの旅レビュー PART2
2014年4月11日 TCG全般
パート2です!今回のレビューは個人的に注目度がとても高い赤のカードたち。
遂に来ました、ボロス神。
内容はなんと豪華というべきか、《ゴブリン・ウォー・ドラム》と《巨岩の門》。
これらのコストを単純に合わせても4Rなので、抱き合わせにしたら軽くなってしまったという感じ。(効果範囲が被っているのでシナジーはいまひとつだが。)
ドラム効果は単純に強力であり、コントロールが採用する少数精鋭のブロッカーなどは全く意味がなくなる。
《火拳の打撃者》などのブロック制限と合わせれば、攻撃を全て通す事も簡単になるだろう。
また、トークンで数を水増しする系のカードも、ブロックしづらくなるため相性が良い。
巨岩の門の効果は、ドラム効果でも漏れてしまった相手のブロックでこちらの生物が死ぬ事がなくなる。
相性が良いのはやはりタフネスの低いクリーチャー。また、序盤に展開した弱いクリーチャーも生き返る。
難なく一緒に使えそうなものは具体的には、《モーギスの狂信者》や《太陽の神、ヘリオッド》の出すトークン、《オレスコスの王、ブリマーズ》、《管区の隊長》など。
個人的に注目しているのは、《火花の強兵》との相性。元から攻撃して死んでも問題ない使い捨て生物ではあるが、
致命的な弱点である先制攻撃持ちのブロッカーを無視できる上に、信心も3稼げるのでイロアス神も(一時的にだが)顕現しやすくなるという、実に良き相方。
なお攻撃クリーチャーである間は全てのダメージを軽減してくれるので、湧血やバットリに対応して火力で焼かれるという心配がなくなる。
そしてボロスおじさんであるタージクさんとの相性は、いまひとつ。
そして最後に、この神のお得な事。トランプルを全軍に付与するナイレア、警戒を全軍に付与するヘリオッド、速攻(と戦闘力二倍)を付与するゼナゴスは肝心の神自身には効果はない。
イロアスのドラム、巨岩の門効果は自身にも及ぶ。
個人的に、一番「ヤバイ」と感じたカード。
《ラースの灼熱洞》に瞬速がついた代わりに、マナコストが1増えた。元がトリプルシンボルだったのがダブルシンボルになってしまったのは、《モーギスの狂信者》との相性の良さを懸念しての事だろう。
さて、このカードのどこがやばいか。まずは、前述したように、モーギスの狂信者との相性がやばい。
ただでさえ高くしやすいモーギスの狂信者のCIPダメージが2倍、更に信心2つ追加なので、本当に一気にライフを削り切る事ができるようになる。
そしてもう一つ。何より、《ボロスの反攻者》との相性。何故反攻者がいる環境でこのカードを出したのかが私には理解できない。
《モグの偏執狂》+《ラースの灼熱洞》で有名なコンボ、「ダメージを与えられて2倍、対戦相手に移して更に2倍」を、カードパワーを上げて再現できるのだ。
1.反攻者を出しておく。相手ターンエンドに双子神の指図をプレイ。自分のターンに宿命的火災を反攻者に。対戦相手に20点、死ぬ。
2.反攻者でアタック。相手のクリーチャーにブロックされる。瞬速で双子神の指図をプレイ。相手は死ぬ。
3.反攻者で適当なアタッカーをブロック。瞬速で双子神の指図をプレイ。相手は死ぬ。
そして、周知の通り反攻者とモーギスの狂信者の相性もすこぶる良い。これら三つのパーツを積んだ赤系デッキは必ず出てくるだろう。
難点はやはり5マナという重さだが、効果の大きさを考えたらこれでも十分。是非使ってみたい。
自軍全てに速攻付与、これ単体でも6マナ5/3速攻と、リミテではなかなかのボムである。
構築では特殊なデッキ以外で入る事はないだろうが(起源の波のような、生物を大量に同時に出す物があればワンチャン)
EDHでは使いようがあると思われる。
というのも、少し力不足ではあるが、アニマのメイエルで場に出すことができる待望の速攻全付与生物であるからだ。(ウラブラスクなどはパワーが5未満)
しかし、直前に神ゼナゴスという、同じ役目を果たす更に強いカードが出てしまったので、今ひとつ喜びは薄い。
また、エンチャントでもあるのでエンチャントシナジーを詰め込んだウリルデッキなどに入る可能性もある。
色は違うが、恩寵の重装歩兵の下位互換。構築で赤1マナ英雄的を使いたいのなら、《アクロスの十字軍》で十分だろう。
リミテでは、早い段階に展開できる英雄的生物という重要な役割を持つので、構成にも依るが確保しておきたい一枚。
またインパクトの強いウィニークリーチャーが出てきた。十分なマナレシオ、信心、コントローラにも影響はあるが誘発しやすい直接ダメージ、
赤いデッキのパーツのこれからのスタンダードになりうるカードである。
《三なる宝球》を攻撃的にしたようなカード、というか《紅蓮光電の柱》のクリーチャー版、自分はマナコストが高めのカードでデッキを構成すれば全く痛くない。
そうでなくても自分が手札の軽いカードを使いきってから最後にこれを出すなど、タイミングを選ぶことで容易に戦況をコントロールできるだろう。
何より、自身に2/2のクロックが付いているため、紅蓮光電の柱と違って即座に対応を求められるのはかなりの強化ポイント。
また、効果は重複するため、気楽にデッキに4枚積む事ができる。
マナコストが3以下というのもとても幅が広く、ほとんどのデッキの大半のカードがこの誘発に引っ掛かるだろう。
ただし相手が《群れネズミ》を使っている場合は、その後の展開が厳しくなってしまう。
CIPで山分のダメージを飛ばすドラゴン。
かなり重いが、デッキ内の山が濃ければ大きめのダメージを飛ばす事ができる。
7マナのCIPでクリーチャーを除去というと、最近では《グルールの憤怒獣》と役割が似ている。
EDHで使うのなら憤怒獣の方が基本的に強いだろう。
構築では基本的に出番はないだろう。普段通りのレアドラゴンである。
能動的に墓地を肥やす手段がないと、精々1~3点。プレイヤーに飛ばない、ソーサリー。弱い。
良い点としては、1マナで撃てる事と占術が付いてる事。リミテでそこそこスペルも取れてるなら、まあ。
《勝利の神、イロアス》 2WR
伝説のクリーチャー・エンチャントー神 神話レア
破壊不能
あなたの赤と白への信心が7未満であるかぎり、これはクリーチャーではない。
あなたがコントロールするクリーチャーは、2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
あなたがコントロールする攻撃クリーチャーに与えられるすべてのダメージを軽減する。
7/4
遂に来ました、ボロス神。
内容はなんと豪華というべきか、《ゴブリン・ウォー・ドラム》と《巨岩の門》。
これらのコストを単純に合わせても4Rなので、抱き合わせにしたら軽くなってしまったという感じ。(効果範囲が被っているのでシナジーはいまひとつだが。)
ドラム効果は単純に強力であり、コントロールが採用する少数精鋭のブロッカーなどは全く意味がなくなる。
《火拳の打撃者》などのブロック制限と合わせれば、攻撃を全て通す事も簡単になるだろう。
また、トークンで数を水増しする系のカードも、ブロックしづらくなるため相性が良い。
巨岩の門の効果は、ドラム効果でも漏れてしまった相手のブロックでこちらの生物が死ぬ事がなくなる。
相性が良いのはやはりタフネスの低いクリーチャー。また、序盤に展開した弱いクリーチャーも生き返る。
難なく一緒に使えそうなものは具体的には、《モーギスの狂信者》や《太陽の神、ヘリオッド》の出すトークン、《オレスコスの王、ブリマーズ》、《管区の隊長》など。
個人的に注目しているのは、《火花の強兵》との相性。元から攻撃して死んでも問題ない使い捨て生物ではあるが、
致命的な弱点である先制攻撃持ちのブロッカーを無視できる上に、信心も3稼げるのでイロアス神も(一時的にだが)顕現しやすくなるという、実に良き相方。
なお攻撃クリーチャーである間は全てのダメージを軽減してくれるので、湧血やバットリに対応して火力で焼かれるという心配がなくなる。
そしてボロスおじさんであるタージクさんとの相性は、いまひとつ。
そして最後に、この神のお得な事。トランプルを全軍に付与するナイレア、警戒を全軍に付与するヘリオッド、速攻(と戦闘力二倍)を付与するゼナゴスは肝心の神自身には効果はない。
イロアスのドラム、巨岩の門効果は自身にも及ぶ。
《双子神の指図》 3RR
エンチャント レア
瞬速
いずれかの発生源がパーマネントまたはプレイヤーにダメージを与えるなら、代わりにそれはそのパーマネントまたはプレイヤーにその点数の2倍のダメージを与える。
個人的に、一番「ヤバイ」と感じたカード。
《ラースの灼熱洞》に瞬速がついた代わりに、マナコストが1増えた。元がトリプルシンボルだったのがダブルシンボルになってしまったのは、《モーギスの狂信者》との相性の良さを懸念しての事だろう。
さて、このカードのどこがやばいか。まずは、前述したように、モーギスの狂信者との相性がやばい。
ただでさえ高くしやすいモーギスの狂信者のCIPダメージが2倍、更に信心2つ追加なので、本当に一気にライフを削り切る事ができるようになる。
そしてもう一つ。何より、《ボロスの反攻者》との相性。何故反攻者がいる環境でこのカードを出したのかが私には理解できない。
《モグの偏執狂》+《ラースの灼熱洞》で有名なコンボ、「ダメージを与えられて2倍、対戦相手に移して更に2倍」を、カードパワーを上げて再現できるのだ。
1.反攻者を出しておく。相手ターンエンドに双子神の指図をプレイ。自分のターンに宿命的火災を反攻者に。対戦相手に20点、死ぬ。
2.反攻者でアタック。相手のクリーチャーにブロックされる。瞬速で双子神の指図をプレイ。相手は死ぬ。
3.反攻者で適当なアタッカーをブロック。瞬速で双子神の指図をプレイ。相手は死ぬ。
そして、周知の通り反攻者とモーギスの狂信者の相性もすこぶる良い。これら三つのパーツを積んだ赤系デッキは必ず出てくるだろう。
難点はやはり5マナという重さだが、効果の大きさを考えたらこれでも十分。是非使ってみたい。
《永遠憤怒のサイクロプス》 4RR
クリーチャー・エンチャントーサイクロプス アンコモン
あなたがコントロールするクリーチャーは速攻を持つ。
5/3
自軍全てに速攻付与、これ単体でも6マナ5/3速攻と、リミテではなかなかのボムである。
構築では特殊なデッキ以外で入る事はないだろうが(起源の波のような、生物を大量に同時に出す物があればワンチャン)
EDHでは使いようがあると思われる。
というのも、少し力不足ではあるが、アニマのメイエルで場に出すことができる待望の速攻全付与生物であるからだ。(ウラブラスクなどはパワーが5未満)
しかし、直前に神ゼナゴスという、同じ役目を果たす更に強いカードが出てしまったので、今ひとつ喜びは薄い。
また、エンチャントでもあるのでエンチャントシナジーを詰め込んだウリルデッキなどに入る可能性もある。
《サテュロスの重装歩兵》 R
クリーチャーーサテュロス・兵士 コモン
英雄的ーこれの上に+1/+1カウンターを1個置く。
1/1
色は違うが、恩寵の重装歩兵の下位互換。構築で赤1マナ英雄的を使いたいのなら、《アクロスの十字軍》で十分だろう。
リミテでは、早い段階に展開できる英雄的生物という重要な役割を持つので、構成にも依るが確保しておきたい一枚。
《大歓楽の幻霊》 RR
クリーチャー・エンチャントースピリット レア
プレイヤー1人が点数で見たマナ・コストが3点以下の呪文を1つ唱えるたび、これはそのプレイヤーに2点のダメージを与える。
2/2
またインパクトの強いウィニークリーチャーが出てきた。十分なマナレシオ、信心、コントローラにも影響はあるが誘発しやすい直接ダメージ、
赤いデッキのパーツのこれからのスタンダードになりうるカードである。
《三なる宝球》を攻撃的にしたようなカード、というか《紅蓮光電の柱》のクリーチャー版、自分はマナコストが高めのカードでデッキを構成すれば全く痛くない。
そうでなくても自分が手札の軽いカードを使いきってから最後にこれを出すなど、タイミングを選ぶことで容易に戦況をコントロールできるだろう。
何より、自身に2/2のクロックが付いているため、紅蓮光電の柱と違って即座に対応を求められるのはかなりの強化ポイント。
また、効果は重複するため、気楽にデッキに4枚積む事ができる。
マナコストが3以下というのもとても幅が広く、ほとんどのデッキの大半のカードがこの誘発に引っ掛かるだろう。
ただし相手が《群れネズミ》を使っている場合は、その後の展開が厳しくなってしまう。
《トラクシーズの落とし子》 5RR
クリーチャーードラゴン レア
飛行
これが戦場に出た時、クリーチャーかプレイヤー一体を対象とする。これはそれに、あなたがコントロールする山の総数に等しい点数のダメージを与える。
5/5
CIPで山分のダメージを飛ばすドラゴン。
かなり重いが、デッキ内の山が濃ければ大きめのダメージを飛ばす事ができる。
7マナのCIPでクリーチャーを除去というと、最近では《グルールの憤怒獣》と役割が似ている。
EDHで使うのなら憤怒獣の方が基本的に強いだろう。
構築では基本的に出番はないだろう。普段通りのレアドラゴンである。
《モーギスの悪意》 R
ソーサリー アンコモン
クリーチャー1体を対象とする。モーギスの悪意はそれに、あなたの墓地にあるインスタント、ソーサリーの総数に等しいダメージを与える。占術1。
能動的に墓地を肥やす手段がないと、精々1~3点。プレイヤーに飛ばない、ソーサリー。弱い。
良い点としては、1マナで撃てる事と占術が付いてる事。リミテでそこそこスペルも取れてるなら、まあ。
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